【レビュー】GoPro HERO8 Blackの新機能が凄い!HERO7との比較もしてみた

GoPro Hero8 比較レビュー

GoPro HERO8 Blackのデザイン

サイズは少し大きくなった

GoPro HERO8 Blackは一見したところ一つ前のHERO7に似ていますが、よく見てみると少し大きくなっているのが分かります。

レンズカバーも大きくはなっていますがHERO7より前には出ておらずスリムになっています。凸凹が少なくなって収納しやすくなりました。

フレームは金属製で、エッジとフェースプレートの周りにゴムが付いているので、カメラを落としてもダメージが少ないように丈夫に作られています。

取り付けクリップが本体と一体化

GoPro HERO8の一番大きな変更点としてマウントなどを取り付けるクリップが本体に付いたことです。

GoPro HERO7までは、アクセサリーのマウントなどを付けるためにフレームケースを装着する必要がありました。

今回のHero8では、取り付けクリップが本体に組み込まれており、底部に磁石で折り畳まれています。指で持ち上げてあげれば簡単に取り付けクリップが出てきます。

これにより、素早いマウントの変更、バッテリーの入れ替えのしやすさ、コンパクトに使えるようになるなど、大きく利便性が向上しました。

GoPro HERO8はマイクがさらに進化

HERO7では大きくマイクが改善されたと話題になりました。

今回のHERO8でもマイクが進化しており、一番大きな変更はマイクの数が増えて前面にもマイクが搭載しています。自撮りをしたときに声を拾いやすくなり、くっきりとした音声を録音できるようになりました。

ビデオ機能が豊富

HyperSmooth 2.0

GoPro Hero 8: Massive Test Footage Comparison

左:HERO8(ブーストモード)  右:HERO7(HyperSmooth 1.0)

手ブレ防止機能のHyperSmoothが改善されHyperSmooth 2.0となり、さらに手ブレ補正が高性能になり、全ての解像度とフレームレートで使えるようになりました。

手ブレ補正は4種類の切り替えができ、オフ、オン(HyperSmooth 1.0)、高(HyperSmooth 2.0)、ブーストから選択できます。

画角は「オン」と「高」で約10%狭くなり、「ブースト」を選ぶと約25%狭くなります。

HyperSmooth2.0はHERO7の時よりも更に滑らかに感じさせ、アクションスポーツなどダイナミックな動きが大きい動画には違和感を感じるほどブレません。映像に動きを出したい時などは、オン(HyperSmooth 1.0)などにして調整ができるので表現の幅が広まったと言えます。

TimeWarp 2.0

タイムワープ機能も更新されTimeWarp 2.0となりました。

タイムワープで録画しながらも画面に出ているボタン一つで設定速度と等倍の切り替えが可能になりました。この機能によりタイムワープ動画中でも緩急が付けられるカッコイイ動画を撮ることができます。

モジュラーの追加

GoPro HERO8 Blackの大きな変更点として、ライトやマイクなどを取り付けられるモジュラーというカスタマイズ機能が追加されました。

現時点では3つのモジュラーがあります。

  1. メディアモジュラー(マイク)
  2. ディスプレイモジュラー
  3. ライトモジュラー

メディアモジュラーというマイクを搭載したモジュラーは、離れた距離から特定の音だけを拾いやすくしたショットガンマイクを搭載しています。また、このモジュラーは、マイクだけではなくHDMIポート、USB-Cが付いています。

ディスプレイモジュラーライトモジュラーは、独自のバッテリーを持っており、GoProのバッテリーの電力を奪わないようになっています。

GoPro HERO8 Black の良くなかった点

暗い場所での撮影が弱いまま

GoPro HERO7もそうでしたが、HERO8になっても夜間撮影などの暗いところでの撮影はまだまだ弱い感じがありました。

GoProは明るいところで使う最高のアクションカメラという認識で良いでしょう。

まとめ:HERO8は利便性と機能が強化

GoPro Hero8 Blackと Hero7 Blackの価格差があまりないことを考えると、間違いなくHero8 Blackがおすすめです。しかし、Hero7を持っている人がHero8を買い替えるほどの大きな変化は見られません。

確かに手ブレ補正の強化、多くの新しい調整はありましたが、Hero 7はそれほど完成度の高いアクションカメラなのです。今回一緒に発売される新しく追加されたモジュラーを使ってみたい!と思う方には良いかもしれませんね。モジュラーを追加することで新しいGoProの世界を見られるかと思います。